運動会で「丹波竜」の表現演技

2007.09.25
丹波の恐竜

 春日部小学校 (松山晶次校長) が23日に開かれる 「春日部地区健民運動会」 の午前の部に、 幼稚園児(38人)と小学校全児童(109人)が丹波竜を題材にした演技を取り入れる。 「恐竜化石の発見は、子どもたちの大きな関心事。高まる興味を生かしたい」 というねらいで各学年や幼稚園で表現演技、 競争遊戯を考えた。
 4―6年生57人の表現演技 「世紀の大発見」 は、 恐竜発見現場での驚きを再現するシーンに始まり、 50億年前の宇宙大爆発 (ビッグバン) による地球や生命誕生にタイムスリップ。 地上の植物、 山の形成、 恐竜の登場と時代の流れを表現するなど物語的にまとめた。 最後に丹波竜 (ティタノサウルス類) を完成させる。 時間は20分。
 肉食、 草食、 翼竜など色々な恐竜が2人から4人ひと組で動き回る場面には、 「顔の表情やゆっくりとした動作に気を配って」 と教諭のアドバイスを受けた。 最後の組み立て体操による丹波竜の場面では、 「下でしっかりと支えてくれるので、 安心して上に立てた」 という声も出るなど子どもたちは、 協力の大切さを学んだ。 秋山大輔君 (6年) は 「全世界に丹波竜をアピールしたい」 と意気込む。 発見現場のトンカチ、 恐竜の頭などを発泡スチロールで作り、 効果音も工夫した。
 4月の遠足で、 5、 6年生が山南町上滝の篠山川の恐竜化石発見現場に行った。 その後、 6年生は化石発見者の1人、 村上茂さんの話を聞き、 再び現地で化石発掘体験を行うなど理科の学習を深めながら演技を考えた。
 1―3年生は表現演技 「春日部きょうりゅうキング!」、 幼稚園は表現演技・競争遊戯 「みんなでつくろう!きょうりゅうランド」 を演じる。

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