山南町上滝で見つかった恐竜化石のPRソングに使ってもらえればと、 丹波地域の有志がオリジナル曲 「丹波竜賛歌―過去からのメッセージ」 を制作した。 しっとりとした民謡調と、 軽快なカントリー調の2種類を用意。 関係者は、 「イベント会場などで流れる歌になれば」 と話している。
丹波市観光協会事務局長の岸本稚世さん (山南町大谷) が発案し、 作詞。 篠山市の音楽グループ 「KBアンサンブル」 の勅使義明さん (同市) が作曲、 同グループの緑川ゆうこさん (同) が歌を吹き込んだ。
2種類とも歌詞は同じ。 「突然の光の中の甦り」 と、 化石発見の驚きを込めた一節から始まる。 恐竜化石のかけがえのなさなどを盛り込みつつ、 最後は 「丹、 丹、 丹波の丹波竜」 とわかりやすいフレーズで締めくくる。 民謡調はみんなで踊れるように、 カントリー調は子どもたちが口ずさめるようにと、 考えた。
先月下旬、 上久下地域で開かれた 「刈田ウオーク」 で初披露。 参加者からは、 「丹波竜の歌や」 と上々の反応を得たという。 「これまで、 イベントの時に会場を彩る音がないことが寂しかった」 と岸本さん。 「いろいろ改良も加えていきたい。 踊れるよう、 振り付けも考えたい」 と話している。