「ヒッ、ヒッ」と鳴き声を上げる冬鳥「ジョウビタキ」のメス。通称”ジョビ子”＝2024年10月31日午後2時45分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内に「ヒッ、ヒッ」という鳴き声が響き始めた。声の主は、冬鳥の「ジョウビタキ」。その声は小さな「冬の足音」でもある。

全長15センチでスズメほどの大きさ。オスは頭が銀白色、顔が黒色、腹は赤茶色と特徴的な色合い。メスは灰色と茶色。積雪の少ない土地で越冬することから、晩秋から冬の風物詩として知られる。

声を頼りにレンズを向けると、そこにいたのはメスのジョウビタキ。くりっとした丸い目が愛らしい。ジョウビタキ好きからは通称”ジョビ子”と呼ばれている。

その姿を見るのは3月以来。つい「おかえり」という言葉が口をつく。ただし、ジョウビタキが飛来したということは寒い季節と忙しい師走が迫っているということ。いろんな意味で身震いした。

ぐーんと背伸び

【丹波新聞鳥部】（※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました）