eスポーツを通じた地域活性化を目指している兵庫県丹波篠山市西新町のウェブ制作会社「いなかの窓」は、30日午後1―4時に開くオンラインゲーム大会「いなまど杯」の参加者を募っている。オンライン大会のため、プレーヤーや観戦者は自宅から参加。同社のユーチューブチャンネルを使ったライブ配信もあり、大会に協力する高校生2人が実況と解説も担当する。参加無料で、賞品も用意。二人は、「本気のバトルが見たいし、賞品をゲットすれば自分も家族もうれしい。頑張って実況や解説をするので、ぜひ多くの人に参加してもらえたら」と呼びかけている。
人気ゲーム「フォートナイト」を使い、3人1チームのトリオ形式で対戦する。20チームを募集しており、対象は全年齢(16歳以下は保護者の許可が必要)。
優勝チームには丹波篠山産のコメ(5㌔×3袋)を進呈。2位には黒豆食パン(2斤×3個)を贈るほか、ランダム賞として和菓子ギフト(3000円分)を贈呈する。
大会の様子をユーチューブの「いなかの窓チャンネル」で配信。篠山産業高校機械工学科2年の稲垣僚さん(17)と足立悠斗さん(16)が実況・解説を担当する。
二人が参加するきっかけは、丹波篠山市でこのほど行われた「たんばっ子 学びフェスタ」のeスポーツ体験ブースに稲垣さんがボランティアで参加したこと。今大会を控え、若い世代の参加と挑戦を後押ししようと考えていた同社が、積極的に運営を支える稲垣さんに白羽の矢を立てた。
即答で快諾した稲垣さんは、「動画の配信などに興味があったことと、部活や学校行事で人前に出る機会が多かったので、ぜひやってみたかった」と笑顔。稲垣さんに誘われ、解説を引き受けた足立さんも「このゲームはずっとやってきたので、解説も面白そうだと思った」と話す。
二人は、「初めてだが、皆さんに楽しんでもらえたら」とにっこり。「ゲームばかりしていると親から小言を言われることもあるかもしれないが、自分も楽しみ、賞品ももらえたら親子でウィンウィン」と言い、「わいわい盛り上がるのも良いけれど、真剣な熱いバトルを楽しみにしている」と気合を入れている。