丸いフォルムになっている冬鳥「ジョウビタキ」のオス。通称「ジョビ男」＝2025年1月21日午後2時43分、兵庫県丹波篠山市内で

寒い季節に対応するため、脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることでふっくらしている野鳥たち。兵庫県丹波篠山市内で出会ったのは、まるまると膨らんだ冬鳥の「ジョウビタキ」だ。

全長15センチでスズメほどの大きさ。オスは頭が銀白色、顔が黒色、腹は赤茶色と特徴的な色合い。メスは灰色と茶色。積雪の少ない土地で越冬することから、晩秋から冬の風物詩として知られる。

ジョウビタキ好きからは、メスは通称”ジョビ子”、オスは”ジョビ男”と呼ばれることがある。ジョビ太、ジョビ助という人もいる。

丸いフォルムが何とも愛らしいが、冬を生き抜くために必死な姿でもある。気温が上がり、スリムになるころには日本を離れるジョウビタキ。まるまるスタイルで無事に冬を越してほしいと願う。

【丹波新聞鳥部】（※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました）