兵庫県丹波篠山市の山すそを歩いていると、木の上に野鳥を発見。望遠レンズを向けた先にいたのは、夏鳥の「カッコウ」だ。
全長35センチ。全体的に灰色で、腹は白色に細かい縞模様が入る。ユーラシア大陸やアフリカに生息し、日本には夏鳥として全国に飛来。名の通り、「カッコウ、カッコウ」とさえずり、夏の到来を告げる。他の鳥の巣に卵を産む「托卵」をすることでも知られる。
恥ずかしながら、幼い頃に歌った童謡で存在は知っていたものの、本物に出会ったのは初めて。猛禽類ではないのに少しタカのような見た目でかっこいい。
ついこの間、春になったと思っていたら、もう夏の使者がやってきた。改めて季節の移ろいがグラデーションになっていることを感じる。
シャッターを切る記者の頭の中では、やはり「カッコウ、カッコウ、静かに」とメロディーが流れた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

























