夏の使者 夏鳥「カッコウ」が飛来 さえずりは「カッコウ」

2025.04.24

枝にとまり、じっとあたりをうかがう夏鳥「カッコウ」。そのさえずりは夏の到来を告げる=2025年4月24日午前7時23分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市の山すそを歩いていると、木の上に野鳥を発見。望遠レンズを向けた先にいたのは、夏鳥の「カッコウ」だ。

全長35センチ。全体的に灰色で、腹は白色に細かい縞模様が入る。ユーラシア大陸やアフリカに生息し、日本には夏鳥として全国に飛来。名の通り、「カッコウ、カッコウ」とさえずり、夏の到来を告げる。他の鳥の巣に卵を産む「托卵」をすることでも知られる。

恥ずかしながら、幼い頃に歌った童謡で存在は知っていたものの、本物に出会ったのは初めて。猛禽類ではないのに少しタカのような見た目でかっこいい。

ついこの間、春になったと思っていたら、もう夏の使者がやってきた。改めて季節の移ろいがグラデーションになっていることを感じる。

シャッターを切る記者の頭の中では、やはり「カッコウ、カッコウ、静かに」とメロディーが流れた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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