国際コンクールで高評価 西山酒造場の梅酒2種 「可能性広がる」

2025.07.12
丹波市地域地域観光

受賞した梅酒を手に笑顔を見せる蔵人の織田さん=兵庫県丹波市市島町中竹田で

兵庫県丹波市の西山酒造場が製造する梅酒2種が、国際的なコンクールで高く評価された。フランスを拠点とする「Kura Master2025」梅酒コンクールで「プラムトニック梅申」が金賞を、ルクセンブルクで開催された品評会「ルクセンブルク酒チャレンジ2025」で「梅申春秋」がプラチナ賞を受賞した。両コンクール共に初の出品。

「Kura―」は、フランスのトップソムリエやバーマンなど食文化の専門家が審査員を務めた。73銘柄から金賞に選ばれたプラムトニック梅申は、南高梅の実がゴロゴロと入っているのが特徴。アルコール度数は16%で、同商品をベースにさまざまな飲み方が楽しめる。

梅申春秋が高評価を受けた「ルクセンブルク―」は2022年から始まった品評会。世界各地の酒ソムリエや専門家が審査を行った。梅申春秋は、完熟南高梅の果肉ペーストを使用し、桃のような香りと深い甘みが特徴のうすにごり酒。

蔵人の織田敦さん(52)は「世界の方々に認めてもらい、梅酒の可能性が広がることは非常にうれしい。あぐらをかかず、より良いものを作るために探究していきたい」と話した。

「プラムトニック梅申」は1500ミリリットル4950円、「梅申春秋」は720ミリリットル1694円、1800ミリリットル3388円。いずれも税込み。

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