がさがさ 「でっかいやつ」ゲット 園児が川の生き物調べ

2025.07.16
丹波篠山市地域自然

たも網を手に川の中の生き物を探る園児たち=兵庫県丹波篠山市瀬利で

兵庫県丹波篠山市立たまみず幼稚園(15人)が、同市瀬利の集落の中を流れる畑川で川の生き物調べをした。園児たちはたも網を手に、川の中に入り、がさがさと水の中の生き物を探った。網の中に獲物が入ると、「ねえ、見て見て」「でっかいやつ捕ったで」などとにぎやかな声を響かせていた。

篠山東雲高校理科教諭の田井彰人さんと、地域ボランティアの松笠心美さんが講師を務めた。川岸に水槽やバットをずらりと並べ、「生き物を捕まえたら、この中に入れてね」と呼びかけた。

園児たちは、ドンコやカワムツ、ヨシノボリなどの魚類をはじめ、トンボの幼虫(やご)やカワニナ、サワガニ、ヌマエビなどを次々に捕まえ、大まかな種類ごとに容器の中に放った。

共に5歳児クラスの男の子は「エビとかタニシとかヤゴとか、いっぱい捕まえたで」と得意げに話し、女の子は「カニを手で捕まえた。小さかったから怖くなかった」と話していた。

田井さんは、「畑川は多紀連山の御嶽からのきれいな水が流れ込んでいるので、生息している生き物の種類が多い豊かな川」などと説明していた。

丹波篠山市が進める「エコ・ティーチャーのおもしろ環境講座」の一環。

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