なくそう海の事故 海保がスタンプラリーで啓発 19日西紀SAでイベント

2025.07.18
丹波篠山市地域

スタンプラリー用の紙うちわを手に参加や来場を呼びかける海保職員と、マスコットキャラクターの「うーみん」=兵庫県丹波篠山市東木之部で

なくそう、海の事故―。海上保安庁第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)は、高速道路を利用し、関西圏から京都北部へのマリンレジャー客に水難事故防止を啓発する「西紀SA・道の駅スタンプラリー」を19日から実施する。同日、西紀サービスエリア(SA)下り線(兵庫県丹波篠山市東木之部)で午前9時―午後1時、スタートアップイベントを開催する。官民が連携した取り組みで、昨年に続き2回目。8月31日まで。

参加自治体と海保のマスコットキャラクターの着ぐるみが集まり、自治体をPRし、水難事故防止を呼びかける。記念写真用に海保のヘリコプターの写真が印刷された巨大タペストリーを設置するほか、制服・潜水服の試着コーナーも設ける。

スタンプラリーに参加するには、当日会場で配られる、水難事故防止啓発事項を記載し、もう片面がスタンプラリーの台紙になっている紙うちわが必要。紙うちわは同SA下り線で8月11日まで入手できる(なくなり次第終了)。

スタンプ設置場所は、▽京都府京丹後市の「てんきてんき丹後」または「くみはまSANKAIKAN」▽同府与謝郡伊根町の「舟屋の里伊根」▽同府宮津市の「海の京都 宮津」▽舞鶴市の「舞鶴港とれとれセンター」―の各道の駅。全4カ所のスタンプがそろったら、同SA上り線(丹波篠山市西木之部)で、参加自治体・団体が用意した特産品や特製グッズが当たるガチャガチャに挑戦できる。

同本部によると、海水浴場のある地域以外からの訪問者の水難事故が以前から多いという。昨年は、京都府北部での遊泳者の事故の8人中5人、兵庫県北部での事故の5人中4人が地域外訪問者。「遊泳は監視員やライフセーバーがいる海水浴場で。沖への風や海流に注意し、子どもから目を離さないで」と呼びかけている。

参加・協力機関は次の通り。

西日本高速道路サービス・ホールディングス、光明興業(西紀SA運営会社)、一般社団法人・京都府北部地域連携都市圏振興社(海の京都DMO)、舞鶴市、京丹後市、宮津市、伊根町、京都府水難救済会、第八管区海上保安本部

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