盛夏に青モミジの緑が深まる高源寺(青垣町桧倉)の境内に19日、涼を運ぶ風鈴約200個がつるされ、「チリーン」「リーン」と澄んだ音色を奏で始めた。
檀家らでつくる「高源寺保存会」が十数年前から夏の参拝客をもてなそうと続けている。参道のモミジの古木に竹を渡し、金属やガラスの風鈴をつっている。児童は将来の夢や欲しい物が手に入るように願い事を書き、大人は家内安全や健康、世界平和への願いなどをつづっている。
風鈴に取り付ける短冊は、青垣小学校の児童や、町内の川柳や俳句、短歌愛好家らがしたためたもの。参拝に来た児童の家族が作品を見つけやすいようにと、学年ごとに設置した。
また、参拝客が願い事などをしたためられるよう、惣門脇に短冊を置いた。足立憲悟寺総代は「後日、風鈴に付けて飾る。多くの方にお参りしてもらえれば」と話している。

























