「涼しくなりますように」 境内に風鈴200個 青モミジの境内に澄んだ音色

2025.07.25
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涼やかな音色の風鈴を設置する檀家たち=兵庫県丹波市青垣町桧倉で

盛夏に青モミジの緑が深まる高源寺(青垣町桧倉)の境内に19日、涼を運ぶ風鈴約200個がつるされ、「チリーン」「リーン」と澄んだ音色を奏で始めた。

檀家らでつくる「高源寺保存会」が十数年前から夏の参拝客をもてなそうと続けている。参道のモミジの古木に竹を渡し、金属やガラスの風鈴をつっている。児童は将来の夢や欲しい物が手に入るように願い事を書き、大人は家内安全や健康、世界平和への願いなどをつづっている。

風鈴に取り付ける短冊は、青垣小学校の児童や、町内の川柳や俳句、短歌愛好家らがしたためたもの。参拝に来た児童の家族が作品を見つけやすいようにと、学年ごとに設置した。

また、参拝客が願い事などをしたためられるよう、惣門脇に短冊を置いた。足立憲悟寺総代は「後日、風鈴に付けて飾る。多くの方にお参りしてもらえれば」と話している。

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