砂糖不使用、無添加で、自然な甘みが特長の「甘酒＋ヨーグルト」

発酵生かすノンアル飲料

米こうじ由来の豊富な栄養素が含まれる甘酒と、乳酸菌の力で腸内環境を整えるヨーグルト。両方の良さを掛け合わせたのが西山酒造場の「甘酒＋ヨーグルト」だ。国内外の“発酵食品ブーム”前の２０１１年８月に発売され、酒造会社がつくるノンアルコール飲料として支持されている。女性を中心にファンを広げ、「くせがなく飲みやすい」と、定期便の購入者も年々増えているという。

西山周三社長が北海道出張でさまざまな乳製品に出合い、「無糖ヨーグルトに自社の甘酒を混ぜたらどうか」とひらめいたのが開発のきっかけ。飲むヨーグルト製品を手がける地元の丹波乳業社とコラボし、約２年がかりで完成した。酒造りの現場では、乳酸菌が酵母菌に悪影響を及ぼすことがあるため、元は「禁断の組み合わせ」だったとか。

甘酒原料の酒米の一部は地元の小学生と無農薬で栽培している

砂糖不使用、無添加で、自然な甘みが特長。甘酒の原料米「兵庫北錦」の一部は、地元の竹山小学校児童と無農薬で栽培している。

１５０ミリリットル入り１本２７０円。

西山酒造場は昨年８月、旧酒造蔵を活用した発酵の複合施設「鼓傳」をオープン。カフェや宿のほか、発酵食品づくりのワークショップなども開いている。同社広報の古本百花さんは「発酵の魅力と文化を発信し、受け継いできた技術を伝えていきたい」と話している。

㈱西山酒造場

丹波市市島町中竹田1171
☎0795・86・0331

返礼品登録など問い合わせ

Tel.0795・72・0112
たんば商業協同組合