モミジでかき氷 香ばしく、ほうじ茶のよう 和菓子店「秋を感じて」

2025.09.16
地域注目観光

珍しいモミジをシロップに使ったかき氷=兵庫県丹波市柏原町柏原で

兵庫県丹波市柏原町柏原の和菓子店「明正堂」が、残暑の中で秋を感じてもらおうと、モミジを使った珍しいかき氷の販売を始めた。葉の色素が溶け出したオレンジ色のシロップをかけ、モミジの葉を載せている。モミジのシロップは香ばしく、ほうじ茶のような味わい。葉も食べられる。

長く続く暑い時期に和菓子店らしいものをと、これまで手をつけてこなかったかき氷を「丹波金時」と名付け、販売することに。「モミジ」「スイカ」「サクラ」の3種あり、各1200円(税込み)。

モミジなど各種シロップと、徳寿園(同市春日町中山)の粉末煎茶を使った濃い緑色のソースとの2色掛け。丹波大納言小豆のあんこ、丹波篠山市産米粉の団子を載せる。

開発した同店の吉竹仁人さんは、「少し早い時期から秋を感じてもらい、秋が深まれば紅葉狩りに訪れてもらえれば」と言い、「粘りがあるソースに合うよう、(氷の)削り方を工夫した。店内で、テイクアウトで、こだわりのかき氷を楽しんで」とPRしている。

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