「オープンガーデン」継続 丹波の春の催し 庭主・協力者も募集

2025.09.19
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オープンガーデンを引き継ぐグループを立ち上げた谷口さん、松本さん、前川さん(左から)=兵庫県丹波市氷上町下新庄で

今春、幕を閉じた丹波地域の人気の催し「たんばオープンガーデン」に参加してきた有志らが、来年度以降も継続したいと、新しいグループを立ち上げた。メンバーは、谷口惠さん(69)=丹波市柏原町=、松本ひとみさん(62)=同市氷上町=、前川哲和さん(67)=同=。グループ名は「Open Garden in TAMBA~since2026~(仮称)」。メンバーらは、今年のオープンガーデンに参加した全庭主に手紙を出し、継続を伝えた。また、新たな庭主、運営スタッフも引き続き募集している。

たんばオープンガーデンは、個人宅などの庭を公開するもので、「丹波の森花くらぶ」が主催し、23年間続いた。地域内外から多くの人が訪れる人気のイベントだったが、主催者グループの解散により、惜しまれつつ終了した。今年度は4月と5月の計4日間を中心に開催。丹波地域43カ所(丹波篠山市19カ所、丹波市24カ所)の庭を無料公開し、花くらぶのメンバーによると、計約5000人の来場者があったという。

多くの人が訪れた今年のオープンガーデン=丹波篠山市内で

谷口さんと松本さんは「花くらぶ」の会員で、谷口さんは7年前から、造園業の松本さんは第1回目からオープンガーデンに参加してきた。二人は「多くの人が楽しみにしている催し。なくすのはもったいない」と、引き継ぐことを決意。丹波新聞で協力者を募ったところ、以前オープンガーデンに参加し、マップ作りにも協力したことがある前川さんが手を挙げ、メンバーに加わった。

谷口さんは「花や木々を通じて“ゆるく”交流できる、丹波の春恒例のイベントにしていきたい」と話している。

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