兵庫県丹波市、丹波篠山市などでつくる「丹波地域恐竜化石フィールドミュージアム推進協議会」は、10月13日までの土・日曜と祝日に、「ぐるっと恐竜ライド@丹波地域」と題し、たんば恐竜博物館(山南町谷川)周辺などで、観光客を主なターゲットに電動車の運行と貸し出しを行っている。鉄道利用の促進と、恐竜スポットの周遊が狙い。
カートタイプの「グリーンスローモビリティ」(時速20キロ以下で公道を走行可、以下グリスロ)の運行と、三輪自動車「トゥクトゥク」を貸し出している。
グリスロは、JR久下村、谷川の両駅、同博物館を発着点に一日7、8便運行している。乗車は無料。
トゥクトゥクは、同博物館と丹波並木道中央公園(丹波篠山市西古佐)で計5台を貸し出している。利用時間は1回1時間45分で、1枠1000円。手元のハンドルでアクセル、ブレーキを操作するもので、普通免許があれば運転できる。3人まで乗車できる。
いずれも専用サイトからの予約が優先だが、空きがあれば当日利用も可。同博物館隣の山南住民センター1階に受け付け窓口がある。
グリスロは8月30日から運行を開始し、15日までに282人が利用した。同博物館来場者が周遊目的で利用したケースが多く、うち、電車利用で駅から乗車したのは66人だった。トゥクトゥクは13日から運行を始め、15日までの3日間で17台の貸し出しがあった。
同推進協事務局の丹波県民局地域共創課は「久下村駅から恐竜博物館までは歩いて10分ほどで行ける。グリスロで距離感をつかんでもらい、次回以降は電車利用も考えてもらえれば」と話している。
運行ダイヤなど詳細は同推進協のホームページで確認を。



























