秋のやきものの里巡って 窯元が独自のサービス 10―19日「丹波焼陶器まつり」

2025.10.08
お出かけピックアップ丹波篠山市地域注目観光

「丹波焼陶器まつり 秋の郷めぐり」をPRする実行委員ら=兵庫県丹波篠山市北新町で

日本六古窯の一つで、日本遺産に認定されている「丹波焼」の里、兵庫県丹波篠山市今田地区で10―19日、各窯元がさまざまなサービスを行ったり、お得な陶器市などがあったりする「第48回丹波焼陶器まつり 秋の郷めぐり」(実行委員会主催)が開かれる。秋のやきものの里で路地歩きなどを楽しみながら、お気に入りの器を探し求める恒例企画。実行委は、「紅葉には少し早いけれど、ぜひ里の風景も楽しんでもらいたい。歩きやすい靴でお越しを」と呼びかけている。

期間中、割引や粗品の進呈など各窯元がそれぞれ独自のサービスを行う「窯元めぐり市」を開催。さいころの出た目で割引率が変わるサービスやポン菓子の実演販売、丹波焼のつぼで焼いた焼き芋販売など、ユニークな取り組みもある。

11、12日午前10時―午後4時には、立杭陶の郷(今田町上立杭。期間中、入園無料)で26の窯元の器が一堂に会する「うつわ市」を開催。期間中の土、日曜と祝日午前10時―午後4時には、同施設のお祭り広場で飲食や物販のマルシェも開かれる。

今年新たにオープンした丹波焼インフォメーションセンター「kamanjyo(かまんじょ)」では、期間中、「おうちカフェのうつわ」をテーマにした企画展「窯元イチ推し展」を開催。来場者に好みの作品を選んでもらい、上位5点を抽選で5人にプレゼントする。

18、19の両日午前11時からは陶の郷内でチャリティーガチャポン(なくなり次第終了)を実施。1回2000円で4000円相当の丹波焼がもらえ、収益金は市社会福祉協議会に寄付する。

無料通信アプリ、LINEを使ったスタンプラリーやクーポン抽選も実施。クーポンは期間中の平日に陶の郷を訪れた人が対象で、各窯元などで使用できる1000円か500円のクーポンが1日50人に当たる。

清水一也実行委員長は、「稲刈りをした後の田や陶の郷から見た山の風景、横だけでなく縦の道など、里全体を歩いて楽しんでほしい」と笑顔で話している。

関連記事