秋の味覚楽しむ「楽市楽座」 12日、丹波黒枝豆など特産販売 猪汁「にしき鍋」も

2025.10.11
丹波篠山市地域地域注目観光

「味覚フェア 楽市楽座」をPRする実行委員たち=兵庫県丹波篠山市本郷で

秋の味覚を楽しむ兵庫県丹波篠山市西紀北地区の「味覚フェア 楽市楽座」(草山郷づくり協議会、実行委員会主催)が、12日午前9時半から草山温泉やまもりの湯駐車場(同市遠方)で開かれる。丹波黒枝豆を中心に丹波篠山の特産を販売するほか、具だくさんの猪汁「にしき鍋」は400食分を用意し、来場を歓迎する。

開場を待ちきれない多くの人が早い時間から列をつくるため、今年は開始時間を1時間早めた。呼び物のにしき鍋は、猪肉や野菜などがたっぷり。1杯500円で提供する。

地元の西紀北小学校の児童たち(26人)も自分たちで育てた黒枝豆、米を販売する。5・6年生は米を、3・4年生は黒豆を栽培。1・2年生は販売する袋に付けるラベルに絵を描くなど、全校挙げて取り組んでいる。当日は3―6年生(計19人)が元気いっぱいに「営業活動」を繰り広げる。

西紀北地区の4集落(本郷、遠方、桑原、川阪)がそれぞれテントを出し、地元産の丹波黒枝豆や丹波栗、新米などを直売する。黒枝豆は枝付き1束(1・1キロ)1700円。さやのみは500グラム1200円、300グラム800円。米は精米1キロ800円、玄米同700円。

豪華賞品が当たるラッキードロー(くじ)は、1枚300円でくじを販売。午後1時半から抽選があり、丹波篠山牛1万円分商品券、協賛店舗での食事券などが当たる。

ステージでは、篠山神楽社中、篠山鼓夢衆うりずんがフェアを活気づける。竹を使って子どもが楽しめる企画や米の重さを当てるクイズもある。

実行委員会の羽馬善行委員長(71)は、「イベントを通じて草山の温もり、素朴さに触れてもらい、ファンが増える新たな交流の機会になれば」と期待している。

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