「鳥部」フォトブック出版 22日、東京の双葉社から 四季折々の野鳥写真と記事

2025.10.14
地域注目

22日に出版されるフォトブック「いつも、いつまでも。丹波新聞『鳥部』フォトブック」の表紙

丹波新聞社の森田靖久記者(42)が兵庫・丹波地域(丹波篠山市、丹波市)で撮影した野鳥の写真と記事をまとめたフォトブック「いつも、いつまでも。丹波新聞『鳥部』フォトブック」が22日、双葉社(東京都)から出版される。2200円。ネット通販サイトや都市部の大手書店などで購入できる。

A5判、オールカラーの112ページ。2020年から撮影した、スズメやメジロ、モズ、カワセミなど身近な野鳥が見せる四季折々の姿と、同じ丹波地域に生きる記者の目線で執筆した記事を一冊にまとめた。

「丹波新聞鳥部」としての活動は2020年ごろからスタート。新型コロナ禍で地域の行事が消えていく中、読者に「楽しい話題を届けたい」「季節感を感じてもらいたい」と、愛らしい姿と季節感をも伝える野鳥に着目し、撮影と記事執筆を始めた。

紙面に掲載したほか、ネットニュースに配信したところ、日本最大のニュースサイト「ヤフーニュース」の写真コーナーにたびたび採用されるようになり、丹波発の人気コンテンツに。その後、同ニュースの読者のコメント欄で「鳥部」と命名され、以後、その名を採用している。

双葉社は雑誌、漫画から新書や文庫まで、さまざまな書籍を取り扱う総合出版社。「漫画アクション」からは、「ルパン三世」「じゃりン子チエ」「クレヨンしんちゃん」などの国民的ヒット作が生まれている。

同社の編集者がヤフーニュースを閲覧した際、冬の寒さ対応で「モフモフ」に膨らんでいるスズメの写真が目に留まり、丹波新聞社へ書籍化を提案した。

「楽天ブックス」での購入のみ、限定デジタル特典として、スマートフォンの待ち受け画像6点がダウンロードできる。

鳥部の“活動”として、ユーチューブ「丹波新聞鳥部ちゃんねる」を配信。また現在、野鳥の写真を使った来年のカレンダーを製作しようと、インターネットを通じて資金を募るクラウドファンディングを実施中。「CAMPFIRE 丹波新聞」で検索を。

関連記事