趣味で昆虫写真を撮っている兵庫県丹波市青垣町の能口奨さん(58)が今秋、熱帯や亜熱帯地域に分布する大型のキンカメムシ「アカギカメムシ」が同市氷上町内に大量にいるのを見つけた。「きれいな昆虫を見たくて探したら簡単に見つけられた。見つけられてうれしいが、地域の気温が高くなっているということでもあり、喜んでばかりはいられない」と話している。
オレンジ色に輝く背中に黒の文様が入っている。体長2センチほどと大きく、体高もある。特有の嫌な臭いはしない。アカメガシワの木に付き、実を吸う。畑で耕作する作物には付かない。
能口さんは先月中旬に氷上さくら公園(氷上町)側の加古川沿いのアカメガシワの木の葉に付いているのを確認。その後、春日和田山道路沿いの同種の木に付いているのを見つけた。さらに同町沼で1本の木に150個体ほど成虫が付いているのを見つけた。別の木で幼虫も見つけた。「少ししか探しておらず、あちこちにいそう。越冬し、定着しているかどうかは分からない」とする。


























