“夏と冬”が一体 ヒマワリに綿帽子 約2ヘクタールの農園で

2025.12.04
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雪の帽子をかぶり、ちょっと重そう?=2025年12月4日午前8時39分、兵庫県丹波市春日町柚津で

季節はいったい―?兵庫県丹波市春日町柚津地区の「ひまわり柚遊農園」で4日朝、今年二度目の満開を迎えていたヒマワリ畑に雪が積もり、“夏と冬”が一体となったかのような珍しい光景が広がった。

丹波では初雪となったこの日、黄色い大輪の花は白い綿帽子をかぶり、ちょっと寒そう。ヒマワリ畑の背後の山も雪化粧をし、先週の紅葉日和とは一転、冬の装いを見せていた。

満開を迎えた花は花びらに斑点が出ているものも多く見られる一方、つぼみも少なからず残っている。

 

咲き始めやつぼみも残っており、雪が溶ければ花はまだしばらく楽しめそうだという

ヒマワリは、夏に咲き終えた後、刈り取った畑で、自然に落ちた種から成長した。約2ヘクタールで満開になっており、これほどぎっしりと2度目が咲きそろったのは20年以上の栽培の中で初めてという。冬は入園無料で開放し、摘み取りも自由にしている。

同農園代表の村上康充さん(77)は「霜が降りると葉も一度にやられてしまうが、雪なので葉はまだ元気」と少しほっとした様子。「つぼみのものもあるので、雪が溶ければまだ楽しんでもらえると思う」と話していた。

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