竹の子? 正体は冬鳥「コガモ」 おしり突き立て「食事中」

2025.12.20
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水面に〝生えた〟「竹の子」のようなコガモのおしり。水中では食事中=2025年12月20日午前9時47分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内で池のほとりを歩いていると、水面から突き出た物体を発見した。正体は、冬鳥の「コガモ」。頭を水中に入れ、おしりが「竹の子」のように〝生えて〟いる。

全長約38センチで、日本にやってくるカモの中で最も小さい。求愛シーズンのオスは頭がチョコレート色、目の周りから首の後ろにかけて暗緑、体は灰色と鮮やか。メスは全体的に褐色。

コガモが水面におしりを突き立てる理由は、「食事」。カモには水面でえさを取るタイプと、潜水するタイプがいるが、コガモは前者のため、潜ることはできず、頭を突っ込むだけになる。そこでおしりが〝生える〟ことになる。

「竹の子」の下では、コガモがくちばしをパクパクしながらえさを探しているはず。そんなことを想像すると、ついほほ笑んでしまうが、当のコガモは生きるために必死だ。

いつだって一生懸命に生きる鳥たち。「がんばって」とおしりにエールを送った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

 

水面から帰還し、何もなかったかのように泳ぐコガモたち。でも、顔はびしょびしょ

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