流行を着飾り楽しむ パーマやハマトラ、ベルボトム… 時代彩ったファッション【シリーズ・昭和100年】

2026.01.13
丹波市地域地域歴史

20歳代をパーマヘアで過ごしたまり子さん(左、提供)

令和8年(2026)は、昭和元年(1926)から数えて満100年。戦後復興、高度経済成長などにおける、さまざまな出来事の中で日本が大きく発展した昭和の時代。一方、「平成」「令和」と時が流れるにつれ、古き良き時代というような懐かしさも込めて「昭和」が使われることが散見されるようになった。そこで、「楽しかった昭和」にスポットを当て、当時の“アルバム”の一部をひもといた。時代の再発見と、輝かしい未来につながることを期待して。

和装から洋装へ、ひざ下丈のスカートからミニスカートへ。社会の変化とともに装いも大きく動いた昭和時代。婦人服店や美容院で聞いた話、当時の写真をもとに「昭和のファッション」を振り返る。

婦人服店「アシケン」(兵庫県丹波市氷上町成松)を営む蘆田亜津子さん(61)が幼かった昭和40年代は、既製服も出回ってはいたものの、まだ手作りの衣服が中心だったという。当時の婦人服雑誌の付録には仕立て用の型紙が付いており、その型紙で裁縫した服をモデルが着用して紹介するコーナーもあったという。

亜津子さんの母、まり子さんは現在87歳。まり子さんが20歳代だった頃は、美容院のことを“パーマ屋さん”と呼ぶほどパーマが主流で、短髪にカールをあてた髪型を楽しんでいたという。

ベルボトムを着用した友人らと楽しむ山口さん(左から2人目、提供)

「アシケン」を利用する60歳代の女性客によると、同25年―35年頃のアメリカの男子学生たちの服装が元となったブレザーやチノパンを着こなすスタイル「アイビールック」をよく目にしたという。その後、横浜元町(神奈川県)発祥でお嬢さま風の装いをベースとし、カーディガンやタイトスカートなどを組み合わせた「ハマトラ(横浜トラディショナル)」が流行したと懐かしむ。

45年頃から、膝から裾にかけて大きく広がったズボン「ベルボトム」が女性の間で流行。美容院「おしゃれサロン樹里」(同市氷上町横田)を営む山口典子さん(68)も、友人らと同じようなズボンをはいて楽しげにポーズを決めた写真が残っている。

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