兵庫県丹波篠山市にあるユニトピアささやまでこのほど。「丹波の森エキスポ―森のプロに会える! 体験できる!」(丹波の里山づくり促進事業実行委員会主催)が開かれた。森に囲まれた広場で、丹波地域の〝森のプロ〟14団体が飲食の販売や体験会、展示、製材や山林施業、古民家再生などの相談会を開催。トークセッションもあり、会場一体となって「森」を考えた。
セッションでは、オークヴィレッジ(岐阜県高山市)の佐々木一弘さん、FOREST GROUP(丹波市青垣町)の足立龍男さん、萩原珈琲(神戸市)の萩原英治さん、奈良県天川村洞川財産区の青木美子さん、県林務課の河田尚顯さん、パナソニックエコリレージャパンの天野康生さんが登壇。「丹波の取り組みと30年後の森づくり」をテーマに思いを語り合った。
足立さんは、「木は毎年成長するが、年間の成長率と比べて、国産材の使用は2、3割程度。今の倍使っても木は増え続けるから、山がオーバーフローしてもおかしくない。循環していくためには、まず木を使うこと。3倍、4倍使って追い付く」と説明した。
その上で、今後の30年について、「日本は人口減で住宅は伸びにくく、公共建築物が増えるというのも夢みたいな話。一方で世界はどんどん人口が増えていく。グローバルな考え方を持ち、日本の木を世界に持っていくことで、木の消費量を倍、3倍にすることも不可能ではない」とした。
「木を切って、使う」は、登壇者全員が共感。佐々木さんも、「どんどん木が増えていく中、使っていかないと30年後はもっと増えている。日本人は昔から上手に木を使ってきた。地域の文化に根差した木の使い方をもう一度考え、それを市場に出していくことで、結果的に木材の使用料が増えていく」とし、「小さな積み重ねが、少しでも健全な森、日本のあるべき森の姿になっていくのでは」と指摘していた。



























