石本紙工 丹波市への工場進出断念か

2008.04.10
ニュース

 印刷業、 石本紙工 (本社東大阪市、 石本隼人社長、 資本金5000万円) の 「丹波工場 (仮称)」 (氷上町石生) の建設工事が4月初旬でストップしていることが7日までに分かった。 関係者によると、 工期は6月10日までだが、 工事業者は4月末で現場を離れるという。 このまま 「工場進出が中止になるのでは」 と、 丹波市などは、 情報収集に追われている。
 関係者の話を総合すると、 今月当初に、 石本紙工の事情で、 建設中止が決まったという。 クレーンを使って、 建物の骨組みとなる鉄骨を組む作業の途中で、 現場は止まっている。 工事中止は、 社員との労使トラブルによるものとみられる。
 建設現場は、 氷上工業団地内。 同社が昨年、 1・7ヘクタールを、 土地所有者の県みどり公社から購入。 6月の操業をめざし、 年明けから工事が本格化していた。 計画では、 工場は1棟。 鉄骨造り2階建てで、 延べ床面積8100平方メートル。

関連記事