篠山市議選 各陣営地盤固め進む

2008.04.17
ニュース

 任期満了に伴う篠山市議会議員選挙 (定数20) は20日の投開票日に向けて終盤戦に入った。 各候補の選挙カーの連呼の声も日増しに強まり、 追い込みに懸命だ。 かつてない現職候補の少なさ、 平均年齢の若年化、 女性候補の割合の高さの中で、 それぞれの戦略で激戦を展開している。 13日に告示され、 現職9人、 新人16人の計25人が立候補。 党派別では、 公明2、 民主2、 共産1、 無所属20人。 20日に即日開票される 。
 これまでにない現職に対する新人候補者の多さに、 総じて 「票が読めない」 とする陣営が多い。 「現職の風当たりが強い」 「現職は大丈夫という上滑りが怖い」 などとする現職陣営、 一方の新人陣営は 「基礎票がほしい」 「運動が出遅れた」 などと地盤固めを進めている。
 候補者が立たなかった大票田の福住では序盤戦から複数の選挙カーが交錯した。 今後も激しい票の奪い合いが予想される。 親類、 友人などを通じて告示前から後援会活動で福住入りしていた候補者がいたり、 今後、 個人演説会を福住で開いて、 票の上積みを図る候補者もいる。
 候補者の平均年齢はこれまでの選挙で一番若い54歳。 「議会の刷新を」 と訴えたり、 「子どものいる世代の支持層を掘り起こしたい」 と住宅街を回る新人候補もいる。 また、 隣接校区の現職の地元に食い込むために、 若さをアピールする新人もいる。 女性候補も前回の2人から5人に大きく増えた。 たくさんの女性運動員と共に選挙運動を展開したり、 「女性や母親の目線で」 と選挙カーから訴える女性候補も見られる。
 期日前投票は、 投票日前日の19日まで、 市役所本庁で午前8時半から午後8時まで、 各支所で午前8時半から午後5時まで受け付けている。 投票日には、 市内53カ所で午前7時から午後8時まで投票を受け付ける。 開票は午後9時10分からの予定。 得票数が確定するのは午後11時半頃。

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