丹波市は、 イノシシやシカなどのいわゆる有害鳥獣の駆除を進め、 農作物への被害を抑えようと、 箱ワナを設置する自治会などに対し、 補助金を交付する新制度を始めた。 これまでは、 防護柵のみに対し補助をしていたが、 防御だけでは追いつかないと判断した。
補助率は、 新設が資材費の80%、 補修が同20%。 従来から補助対象にしてきた、 防護柵 (金属、 電気) と同じ補助率。 労役に対する費用は含まないのも防護柵と同じ。
対象となるのは、 農会、 生産組合、 自治会その他市長が認める組織。 箱ワナは、 あらかじめ設置許可を受け、 市猟友会の支部員とワナ設置について協議が整っていることが条件。 ワナを設置することや、 かかった獲物の処分には狩猟免許が必要となるためだ。