丹波杜氏組合が1日、 篠山市役所を訪れ、 酒井隆明市長に 「丹波杜氏酒造記念館 (東新町) の存続に関する陳情書」 を提出した。 篠山再生計画案では、 同館は2010年度から 「休館か、 経費のかからない方法で存続」 の方針が出ている。
市は、 入館者数や会議室の利用が少なく、 「必要経費に比べ利用効率が乏しい」 を理由としている。 光熱費や管理費などの支出から入場料、 シルバー人材センターからの使用料の収入を引くと市の負担分は237万円。
陳情書では▽同組合が同館建設に約7800万円負担した▽観光の一翼を担い、 杜氏の技の継承や研修の場▽目先の支出削減は効果額を超えるマイナスになる―などを理由に存続を要望している。