福田首相の辞任表明に憤りの声

2008.09.04
ニュース

 福田首相の突然の辞任表明に、 丹波地域でも驚きや憤りの声があがった。
 丹波市の団体職員男性 (54) は 「無責任」 と切り捨て、 「小泉首相以後、 かきまわすだけの政治が続いている。 辞める前から次の首相の名前が取りざたされるような政治はおかしい。 日本の政治は危うい」 と不信感をぶちまけた。 篠山市の自営業男性 (35) も、 「社会に閉塞感があり、 国民が疲弊しているのに政治は何をしているかわからない」 と怒りをあらわにした。
 突然の辞任表明は、 「敵前逃亡」 とも受け止められた。 篠山市の農業男性 (58) は 「日本の農業は石油に依存している。 原油高で苦しいなか、 敵前逃亡の感が否めない」 と言い、 丹波市の主婦 (32) は 「選挙をして負けて辞めさせられるよりも、 今、 舞台から降り、 敵前逃亡する方がかっこうがつくと考えたのだろう」 と話す。
  「福田首相にはリーダーシップやカリスマ性が欠けていた」 という篠山市の元男性教諭 (71) は、 「ねじれ国会の現状では、 誰が首相になっても政策は何も通らない」 と言い、 丹波市の会社役員男性 (43) は 「麻生さんを幹事長にした時点で首相は辞めることを前提に考えていたのではないか」 と察した。
 政権交代を望む声もある。 篠山市の主婦 (46) は 「自民党が数任せ、 力任せで何でも決めてきたことに納得がいかない。 早く政権交代してほしい」 と話した。

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