篠山市は、 策定中の 「篠山再生計画〈まちづくり編〉」 の素案で、 これまでの計画で 「6万人」 としてきた将来人口規模設定を 「4万2000人」 に改めた。 政策的な効果を加味した 「高位移動型」 の考え方による2020年度の目標人口。 市企画課は 「人口減少社会と正面から向き合い、 定住人口・交流人口双方の増加施策を展開していくことが、 今後の篠山におけるまちづくりになる」 としている。
9月1日現在における篠山市の県推計人口 (2005年国勢調査に基づく) は4万3927人。 性別、 年齢別の生存率と移動率、 母親の年齢階級別出生率、 出生者の男女比などに基づく 「コーホート法」 による県の将来人口推計では、 篠山市の人口は2020年に4万700人 (中位標準型) と算定されている。 市は、 これよりも転入数が多くあり、 出生率の下降率が緩やかと想定した 「高位移動型」 を採用して目標に設定した。