篠山で振り込め詐欺の被害相次ぐ

2008.10.08
ニュース

 篠山市内の高齢者女性2人が、 相次いで似通った手口の振り込め詐欺被害にあった。 いずれも息子を装った犯人から 「携帯電話の番号が変わった」 と連絡があったのち、 「株に手を出して失敗した。 すぐにお金を用意してほしい」 と改めて電話が入り、 金融機関の窓口から振り込んだ。
 5日に被害が発覚した69歳女性は、 総額270万円をだまし取られた。 篠山署によると、 9月29日に最初の電話があり、 翌30日、 指定された現金90万円を振り込んだ。 10月1、 2日にも90万円ずつの催促があり、 全て振り込んだ。
 71歳女性は、 6日午前8時ごろに最初の電話を受け、 同11時半ごろに金融機関から指定の95万円を振り込んだ。
 2人とも、 息子の安否が心配になって後で電話をかけ直したところ、 詐欺と分かった。
 振り込め詐欺被害撲滅推進月間で、 キャンペーンを展開中に起きた事案。 このほかに未遂もあったという。 篠山署は 「話をすぐにうのみにせず、 勤務先や自宅に電話をかけ直して確認するなどして」 と強く注意を促している。

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