元高校教諭の吉見安弘さん (68) =市島町中竹田=が、 丹波市の現職議員を対象に、 合併後の4年を振り返るアンケートを実施した。 市の最優先課題は 「医療問題」 で、 市の発展と活力を生み出すためには 「首長のリーダー性や資質が大切」 と考えている議員が多いことが分かった。
回答したのは市議29人中20人。
最優先課題を聞いた設問 (複数回答) では、 「医療問題」 に次いで 「企業誘致をはじめとする産業の活性化・雇用の促進」 「人口減対策・人口増対策」 と続く。 丹波市の発展と活力を生み出すのに大切なものを問うた設問では1位の 「首長のリーダー性や資質」 に次いで 「議員・議会のリーダー性や資質」 とし、 3位は 「市民全体が行政やまちづくりに関心を高めること」 だった。
また、 あるべき姿の議会の機能を 「ある程度果たした」 と答えた人が9人 (45%) いた半面、 「あまり機能を果たしていない」 と答えた人も7人 (35%) いた。
11月の選挙から6人減の24となる議員定数 (現行30) については 「適当な数」 が11人 (55%) と一番多いが、 次に多いのが 「もう少し減ってもよい」 の6人 (30%) だった。
吉見さんは、 退職後に関西学院大学の社会人大学院生となり、 「氷上郡6町が合併を選択した道すじ」 をテーマに卒業論文を提出。 4年を経過し、 各方面にアンケートを実施し、 卒業論文に追加するという。