篠山市は、 昨年11月に策定した篠山再生計画 (行財政改革編)で「経費がかからない運営方法が見出せない場合は2010年度以降休館」 を示していた、 丹波杜氏酒造記念館 (東新町) について、光熱費などを削減しつつ、丹波杜氏組合に展示室の運営費を負担してもらうことで開館を続けることを決めた。 市の持ち出し分はなくなることになった。
市は昨年度で、 年間約340万円の運営費を支出したが、 これまでプロビスささやまに委託していた、 休日の開館業務を丹波杜氏組合で行うことや、 清掃業務について、 シルバー人材センターへの委託をやめ、 同センターと杜氏組合が自主的に行うこと、 エレベーターの休止などにより、 支出を約190万円削減する。
また、 同館内にあるシルバー人材センターが事務所の使用料などを負担することに加え、 新たに展示室の維持費を杜氏組合が負担することで約150万円の収入を見込む。
昨年度約30万円の収入があった、 展示室の見学協力金は杜氏組合の収入にする。