丹波市が春日町野上野に一般廃棄物処理施設を建設するのを機に住民主体の地域活性化をはかろうと、 地元野上野地区が 「まちづくり協議会」 (会長=山本義敬自治会長) を設立した。 同施設が循環型社会の実現を理念としているのを受け、 11月をめどに具体的な事業計画、 予算案などを盛り込んだ 「循環型まちづくり計画」 を策定。 市から上限3億円の 「まちづくり交付金」 を受ける。
市は、 従来の迷惑施設とのイメージを払しょくし、 循環型社会づくりを進めるため、 施設建設に 「地域づくり」 の考え方を取り入れ、 同交付金を呼び水に建設候補地を公募し、 話題となった。 それだけに野上野地区が交付金を生かしてどのようなまちづくりを進めるかは、 同事業の大きなポイントの1つとなる。