江戸後期から明治にかけての宿場町の町並みを色濃く残している篠山市福住地区で、 国の重要伝統的建造物保存地区選定をめざす 「福住まちなみ選定準備委員会」 が発足した。 今月下旬から9月下旬にかけて、 対象の8自治会で説明会を開く予定で、 今後のスケジュールなどを説明する。
2007、 08年度に調査報告書をまとめたまちなみ選定調査委員会を引き継いだ。 準備委員は、 8集落の自治会長、 まちづくり協議会の若手メンバー、 地域有識者代表ら17人。 委員長に元教育部長の粟野章治さん、 副委員長に福住まちづくり協議会長の土井忍さんを選んだ。
今後、 保存地区や保存計画、伝統的建造物(特定物件)を決定し、市の都市計画決定を経て来年度中に文化庁の選定をめざす。
旧山陰街道沿いの福住下から福住中、 福住上、 川原、 安口西、 安口東、 西野々を結ぶ地区と、 うと木を含めた地区を対象エリアとする予定。