9月29日の市議会定例会で、 2008年度決算が提案された。 決算特別委員会 (隅田雅春委員長、 9人) で審議し、 12月定例会で採択する。 一般会計の歳入は、 地方交付税や国庫支出金が増額となった一方、 市税や繰入金が減り、 前年度と同額。 歳出は、 人件費や事務事業の見直しにより0・2%減。 同会計実質収支は約4億3800万円の黒字。 借金にあたる市債の全会計残高は、 約979億円で、 7年ぶりに1000億円を下回った。
一般会計と10の特別会計を合わせた未収金総額は約9億1500万円で、 前年より10・1% (約8400万円) 増加。 佐圓隆監査委員は本会議で 「危機的な財政状況のなかで、 見過ごせない問題」 と指摘した。
一般会計未収金の大半は市税で、 総額は約3億4100万円。 特別会計は国民健康保険税の未収金が約3億3200万円と大きい。 保育料の未収金は減ったが、 市営住宅使用料、 給食費、 介護保険料の徴収率も下がった。