全国の小、 中学生を対象に行われた生活実態調査で、 「将来に夢がある」 「自分にはいいところがある」 などの項目に対し、 丹波市内の子どもたちが 「いいえ」 と答えた割合が、 全国平均を上回っていることがわかった。 調査をまとめた市教育委員会の上田洋行教育長は、 「丹波の子どもたちは元気があると思っているが、 みんなが夢を持ってもらえるよう、 繰り返し夢の大切さを伝えていきたい」 と話している。
今年4月、 全国の小学6年、 中学3年生を対象に実施された 「文部科学省全国学力・学習状況調査 (学力テスト)」 に併せて行われた 「児童・生徒質問紙」 に基づく調査結果を市教委がまとめたもの。
「将来の夢や目標がある」 という問いに対し、 「いいえ」 と回答したのは、 小学生で18・7%、 中学生で36・4%。 全国平均は小学生13・7%、 中学生29%で、 丹波市内の子どもたちが大きく上回っている。
「自分にはよいところがあると思う」 という問いに、 「いいえ」 と回答したのは小学生で30・3% (全国平均25・4%)、 中学生で39・2% (同38・8%)。 「難しいことでも失敗を恐れず挑戦する」 では、 小学生34・4% (同25・9%)、 中学生41・6% (同37・9%) が 「いいえ」 と回答。 自尊心やチャレンジ精神も平均より低い。