「篠山市立小中学校適正配置等審議会」 (青木御代会長) は、 畑、 城北の2小学校を 「統合する」、 福住、 大芋、 村雲の多紀地区3小学校を 「統合するのが望ましい」 とする5カ年計画 (2009―13年度) の第2次答申をまとめ、 新家英生教育委員長に提出した。 来年1月に教育委員会が今答申をもとに計画案をまとめ、 1月中旬から2月中旬にかけて市民に広く意見を募る 「パブリックコメント」 を実施。 3月に計画を策定する。
畑小学校は5月現在の全児童数が38人で1―4年生が複式学級となっている。 11年には25人となり、 全学年で複式学級となる見込み。 10月に教育委員会が同校区で実施した 「地域教育トーク」 で保護者や地域住民から統合の声が多かったことなどから、 城北小学校を新校舎とする統合の方向性を出した。 統合時期については、 協議が必要とした。
大芋小学校は5月現在の全児童数が37人で2、 3年生が複式学級。 12年度には25人となり、 全学年で複式学級となる見込み。 村雲小学校も現在2、 3年と5、 6年生が複式学級で15年度には全学年で複式学級になる見込み。 同答申では、 村雲校区では統合への意見が多いが、 大芋校区では統合の機運が高まっていないとし、 「統合が望ましい」 と表現を抑えた。
このほか、 5月現在で全児童数が50人で複式学級が導入され、 統合の検討対象となっている西紀北小学校区では、 隣接する西紀や大芋小学校との距離が遠く、 地元の統合への機運が低いことなどから、 今答申での統合方針を見送った。
同審議会は市教委の諮問機関で、 識者や自治会長会役員、 学校保護者、 校長などから構成。 今年2月に 「市学校教育改革5カ年・10カ年計画骨子案 (第1次答申)」 を答申した。 第1次答申で校名を明らかにしなかった、 日置、 後川、 雲部の3小学校統合を今答申で改めて明示した。