丹波地域の住民 地震に楽観的か

2010.01.19
ニュース

 丹波地域の多くの住民は、 近い将来、 丹波地域で大地震が起きることはないと思っている―。 「今後10年ほどの間に、 あなたの住む地域で大地震が起きると思うか」 との問いに、 「起こると思う」 「起こる可能性は高いと思う」 と答えた人は、 丹波地域で約32%にとどまり、 県下10地域では最低の割合になっている。 丹波の住民は楽観的なのか、 それとも丹波は本当に安全なのか―。
 県が昨年秋に行った県民意識調査によるもの。
 同調査の結果によると、 可能性も含めて 「起こると思う」 としたのは、 淡路や西播磨で6割を超えているのに対して、 丹波は3割程度。 逆に 「起こらないと思う」 (可能性も含む) は、 淡路では1割台半ばなのに対して丹波地域は4割を超えており、 県下10地域でもっとも割合が高い。
 県民意識調査は毎年実施。 大地震の可能性についての問いは1998年から設けられているが、 同年の回答でも丹波地域は、 「起こると思う」 (可能性も含む) は2割程度で、 県下各地域でも最低ランク。 例年、 同様の結果が出ている。

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