2008年の県行革プランで篠山市への移譲方針が示された、 たんば田園交響ホール (1988年開館、 北新町) について、 県が約3億8000万円で改修した後、 市に移譲する方針を固めたことを、 市は10日の議員全員協議会で明らかにした。
老朽化した客席の壁面やロビーの天井、 床タイルなどの改修のほか、 通路段差の改修のための工事などを予定。 改修後の耐用年数は10―20年と見込む。 改修費の市の負担分はない。 市は当初、 改修費5億円を要求していた。 同協議会では、 苦しい財政状況下で、 耐用年数後の市の負担を懸念する意見が出されたが、 酒井隆明市長は 「県に配慮していただいた金額。 満足できる金額を提示してもらった」 と答えた。
市は、 新年度に設計し、 12月から来年3月に工事 (期間中は休館) を実施したい考え。
23日開会の市会定例会で補正予算案として計上する。