川代トンネルを予算化 県新年度予算案

2010.02.18
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 県は、 一般会計2兆2045億円 (対前年度当初予算比4・1%増) などとする総額3兆3431億円の新年度当初予算案を発表した。 本庁所管の予算で丹波地域関係分では、 県道篠山山南線 「川代トンネル」 (篠山市大山下) の予算が計上された。 国に事業採択を要望中で、 国の動向次第で、 先送りになる可能性もある。 県は、 2015年度 (平成27) の供用開始を目指している。
 全体事業費は40億円を想定、 うち55%が国庫補助。 国会で新年度予算可決後、県に内示があり、その後、 県内部の調整を経て6月に予算額が公表される。 県丹波土木事務所の描くスケジュールでは、 10年度は用地の権利関係の調査、 地質調査と詳細設計、 11年度に用地買収とトンネル工事に向けた準備工事、 12年度の本体着工を目標にしている。
 改築する同県道の延長は1720メートル。 トンネルは2つになる見通しで、 2つ合わせて延長約1400メートル。 全幅7メートルで、 道路幅5・5メートルの2車線道路とする計画。
 政府は、 「原則、 新規道路凍結」 を打ち出しているが、 県は、 同トンネルを山南町太田―青田などで実施している一連の県道篠山山南線の 「継続事業」 と位置づけ、 事業採択を求めている。

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