篠山市 投票所再編を延期

2010.05.13
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 篠山市選挙管理委員会 (酒井加世子委員長、 4人) は、 53カ所から40カ所に再編するとした、 投票区 (投票所) の見直しを、 当初計画の7月の参院選から実施しないことを決めた。
 理由として、 ▽複数の自治会で住民の周知が進んでいないこと▽校区をあげて反対しているところがある―などをあげた。 今後の再編については、 「当分の間延期」 としており、 同委員会は 「統廃合案を堅持しつつ、 住民の合意が得られるよう取り組みを継続したい」 としている。
 見直し案は、 投票区の有権者数や投票所までの距離の不均衡を是正するのがねらい。 再編基準を▽1投票区当たり500人▽投票所から有権者の住所地まで3キロ以内―を原則にした。
 見直し案によると、 投票所を旧篠山町で 「30」 から 「20」 に、 旧丹南町で 「14」 から 「11」 に減らす。 また、 旧西紀町 (5カ所) と旧今田町 (4カ所) は変更しない。 投票所に配置する職員の人件費や選挙用ポスター掲示費など約200―250万円の削減を見込んでいた。

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