丹波市は5月30日、 春日町野上野で進めている一般廃棄物処理施設 「(仮称) 市クリーンセンター」 の整備運営事業に関する市民説明会を春日公民館で開いた。 参加者の質問に答え、 炭化方式で発生する炭化物の一部を市内で循環させる方法を検討する方針であることを明らかにした。 定員80人に対し、 参加した市民は約30人だった。
炭化物の活用について問われた永井隆夫副市長は、 「大部分は業者に優先的に活用してもらうが、 青垣温水プールや土壌改良材、 湿気防止などに活用することも考えられると聞いており、 検討していく必要はあると考えている。 なるべく市内で循環できることを視野に検討する」 と答えた。
また、 永井副市長は、 処理方式について、 「循環型社会の形成に寄与するとの考え方で4つの処理方式について比較検討した結果、 丹波市が建設する規模においては炭化方式がベスト」 と判断したと言い、 引き取り先については 「全国で6自治体が炭化方式を採用しているが、 問題なく、 安定的に処理している。 良好な炭化物をつくるために塩分除去や分別の徹底という課題はあるが、 十分対応できる」 とした。