篠山市は4日、 市発注の競争入札工事をめぐって収賄罪で起訴されている元市環境課課長兼清掃センター所長の西田司被告 (51) =5月18日懲戒免職=に入札情報を教えるなどした市職員4人を懲戒処分した。 また、 管理監督責任として、 酒井隆明市長含め、 5人を減給処分とした。
市の発表によると、 最も重い停職2カ月の処分を受けた課長は、 2005―07年度、 贈賄側に伝えられると知りながら、 当時建設課長補佐の西田被告に少なくとも5件の入札情報を教えた。 また、 減給10分の1 (6カ月) の処分を受けた課長補佐は、 昨年度、 入札情報を他に知らされると認識しながら、 当時清掃センター課長の西田被告の求めで、 工事2件の設計額と最低制限価格を教えた。 後日、 西田被告から押し付けられる形で商品券3万円を受け取った。
管理監督責任として、 いずれも減給10分の1の処分を、酒井市長(3カ月)、 金野幸雄副市長 (1カ月)、 04―09年度までに西田容疑者を直接監督する立場だった3人 (現部長2人、課長1人)に下した。