丹波市消防本部は2010年上半期 (1―6月) の救急出動状況をまとめた。 丹波市内医療機関への救急患者の収容率は55・4%で、 前年同期比1・3%の増加と、 ほぼ横ばい。 救急搬送総数は1200件 (昨年同期比8・7%増)、 搬送人員は1167人 (同9・7%増) で、 どちらも近年にない大幅な伸びとなった。
県立柏原、 大塚、 柏原赤十字の3病院で前年同期比より12%多い620人を受け入れたが、 患者の総数が増えたため、 市内収容率は横ばいとなった。
県立柏原は、 医師数がやや増えたことで83% (99人) 増、 市内で最も多く受け入れている大塚は、 県立柏原の回復もあり、 8% (33人) 減らした。 柏原赤十字は0・4% (3人)減と横ばい。
月別で6月は、 久しぶりに市内収容率が60%を上回った (表参照)。 出動区分の多い順は、 急病674件、 転院搬送165件、 交通事故152件、 一般負傷138件の順。