農業機械による事故相次ぐ

2010.09.09
ニュース

 丹波市内で農業機械による事故が相次いでいる。 青垣町小稗で2日、 農道から転落したコンバインを運転していた82歳男性が下敷きになり死亡したほか、 8月8日にも、 春日町小多利で農耕用運搬車を止めようとした運転者の86歳男性が巻き込まれ死亡。 丹波署は、 市の防災行政無線で注意喚起をしている。
 青垣地域では、 4日午前10時過ぎ、 同町東芦田で75歳男性が運転するコンバインが横転、 5日午前10時前にも同町大名草で83歳男性が運転する軽トラックが横転。 市消防本部の救助隊が出動する事案が相次いだ。 2人とも軽傷だった。
 同本部の過去3年間の記録によると、 農機関連の事故で、 2008年度に59歳男性が、 09年度に68歳男性がそれぞれ死亡している。 救助の出動件数は、 08年度6件、 09年度3件、 10年度5件。 4月から秋まで偏ることなく発生している。
 農機具販売会社の社員によると、 運転者に負傷はなく、 消防隊や警察の出動を要請しない、 運転ミスの 「自損事故」 を加えると、 数はもっと増えるという。 「重量が重いので、 油断すると危ない。 事故防止のチラシを作成するなど、 事業所として啓発につとめてはいるが、 注意して運転してもらう以外にない」 と話していた。

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