県医療確保対策推進本部を設置
県は、 県立病院や、 公立病院の医師不足解消などをめざし、 井戸敏三知事を本部長とする 「県医療確保対策推進本部」 を設置する。
医療圏域 (県民局) 単位で、 「地域医療確保対策圏域会議」 を設置し、 医療確保計画 (案) を検討する。 県医務課によると、 同計画は、 地域医療の問題点を整理するもの。 同会議では、 例えば複数の病院で重複している診療科を統合整理するなどの検討を行なうという。 メンバーは、 医師会長、 市長、 県民局長、 健康福祉事務所長、 病院長など。 年度内を目標に同計画案をまとめ、 県に提出する。 来年度、 県が同計画を策定し、 施策に反映させる。
県立病院の医師確保策は、 ▽臨床研修制度、 専攻医制度の充実による独自の医師養成システムの構築▽最新医療機器の配備、 研究への支援などを通し、 医師にとって魅力ある職場を作る―など。
県医務課は、 「医療確保計画案がまとまったからといって、 県が即医師を派遣することにはならないが、 何が問題なのか整理し、 改善策を考えてほしい」 と話している。