5月中に調査 6月定例会で報告へ
丹波市議会の地域医療にかかる調査特別委員会 (高橋信二委員長) は2月21日、 医療問題について、 「医療確保」 「救急医療」 「地域ケア」 の3分科会で調査、 研究を行うことを決めた。 5月中に調査を終え、 6月定例会での報告をめざす。
医療確保分科会 (前川豊市主査、 10人) は、 県立柏原病院と柏原赤十字病院の現状、 今後の対応策、 市民病院化、 ドクターバンクなどを担当。 救急医療分科会 (広瀬憲一主査、 9人) は、 他府県との応援体制の現状と課題、 病院群輪番制、 地域要望の把握などを行う。 地域ケア分科会 (大木滝夫主査、 10人) は、 開業医の現状、 中核病院との連携、 夜間診療体制などを研究する。
委員会では、 市から、 丹波地域医療確保対策圏域会議と丹波市地域医療協議会のようす、 県立柏原病院と柏原赤十字病院の医師数の推移や患者数の推移、 救急の搬送状況などを聞き取った。 議員らは、 「圏域会議の小児科、 産科集約案は本当にできるのか疑問」 「県は20数人の医師の採用を予定していたが、 数人しか応募がなく、 医師確保の期待ができない」 「積極的に、 何らかの変化を模索したい」 「助産師の元でお産ができる体制を作っては」 などと、 意見交換した。=07年2月25日掲載