テレビ朝日の 「報道ステーション」 で番組のセットとして使われた、 丹波市山南町で見つかったティタノサウルス類と見られる恐竜化石の尾の復元模型が丹波市に譲渡された。 市は、 22日に開く 「恐竜を活かしたまちづくりシンポジウム」 会場のやまなみホール (山南町谷川) で展示し、 お披露目する。 (足立智和)
同番組で16日に放送された特集 「全身骨格発掘か!?甦る日本最大恐竜」 のために制作されたもの。 恐竜の大きさを分かりやすく表現するため、 スタジオのセットとして置かれた。 同局によると、 模型は発泡スチロール製。 長さ7メートル、 胴体に最も近い部分の直径は1・3メートル。 重さは約60キロあるという。 5・5メートルと1・5メートルの2つの部品を組み立てる構造。 サイズは、 見つかった尾椎や血道弓などの化石を元に 「推定」 した。
市恐竜課によると、 放送前の段階で、 同局から市に模型譲渡の打診があったという。 放送されるまで、 何の模型なのかは知らされておらず、 放送を見て初めて尾を復元したものと分かったという。 市の負担は運賃のみ。 東京都内の同局倉庫から20日に搬出した。
今後、 やまなみホール以外の展示も考えていくという。
<写真>尾の復元模型が登場したテレビ朝日のスタジオ(16日放送の「報道ステーションより)