稲穂で「丹波竜」描く

2007.05.31
丹波の恐竜

 ピンクや黒の古代米の稲穂で丹波竜の姿を浮かびあがらせようと、 恐竜化石を活かした地域委員会や山南町商工会で作る 「丹波恐竜夢見隊」 (村上鷹夫隊長) が27日、 山南町上滝の恐竜化石の発見現場そばの水田で田植えを行った。 夢見隊の隊員のほか、 同町を中心に小学生も参加し、 約50人で8アールの田んぼに苗を植え付けていった。
  「田んぼアート」 と呼ばれる、 穂の色が異なる品種の水稲を使い、 田んぼに絵を描く試み。
 ティタノサウルス類の恐竜の全身図と、 「たんば竜」 の文字が、 田んぼに浮かび上がるよう、 穂がピンク色になる西海観246号、 赤色のベニロマン、 黒色の黒米、 黄金色のもち米の4種類の苗を植えた。
 恐竜 (28メートル) は、 テープで形を作った中に、 西海観の苗を植え、 周りを黒米で囲んだ。 秋には、 黒く縁どりがされたピンク色の恐竜が見られる予定。 見下ろさないと、 絵柄が見えないため、 現場には見物用の足場を設置した。
 村上隊長は、 「初めての試みなので、 うまくいくかどうか分からないが、 穂が出るのを楽しみに待ちたい」 と話している。
 9月末から10月中旬に見ごろを迎える見通し。

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