丹波市長 柏原・日赤に支援検討

2007.06.25
丹波の地域医療特集

 丹波市の辻重五郎市長は21日の市議会議員全員協議会で、 県立柏原病院 (柏原)は急性期、柏原赤十字病院(日赤)は、 亜急性期、 回復期を担う病院として、 両病院に政策的支援を行う方向付けを検討していることを明らかにし、 支援案を紹介した。
 柏原には、 ▽新たに招へいの可能性がある小児科非常勤医への人件費の支援▽若手医師招へいの魅力づくりとして、 専攻医 (後期研修医) の研修支援▽医療機器の支援▽医師住宅の家賃補助―を提案。 日赤には、 ▽病棟耐震化への改修費の半分程度の補助▽医師招へいに対する支援▽特定健診、 特定保健指導を実施した場合の赤字補てん▽休日診療所の日赤内への移転―など。
 両病院の希望などを聞き案をまとめた。 具体的な支援額は、 明らかにしなかった。 辻市長は、 「決めたことは何一つなく、 提案」 とし、 「二兎 (と) を追おうとすると、 どちらもつぶれてなくなるなど、 色々な意見があるが、 今できることを最大限やっていこうという姿勢でいる」 と議員に説明した。

関連記事