小児科守る会 県の講座でメッセージ

2007.10.08
丹波の地域医療特集

 県立柏原病院の小児科を守る会 (丹生裕子代表) は、 丹波県民局が13日から3回開く小児科のかかり方を学ぶ 「丹波圏域小児医療を考える講座」 で、 「先輩ママからのメッセージ」 と題して、 同会の取り組みを紹介する。 参加者に、 同病院小児科医の監修で同会が作成した 「かかり方」 のチャート図を配布する。 神戸大学から小児科の応援も始まり、 同会では 「適切な受診を呼びかけ、 来ていただいたお医者さんを大切にする気運を高めていきたい」 と張り切っている。
 チャート図は、 自宅で対処が可能か、 救急車を呼んだり、 開業医や病院などへの受診が必要かの目安にしてもらおうと作成。 「熱が出た」 「吐いた」 「せきが出る」 「下痢」 「いつもとようすが違う」 の5つの症状について、 「かかりつけの医院での受診」 「電話相談」 「救急車を呼ぶ」 「病院へ行く」 などの対処法へと導く。 A4判両面印刷で、 目につきやすい場所への掲示を呼びかける。
 丹生代表は、 「 『丹波に来て良かった』 と思われるかどうかは、 受診者側の態度にかかっている。 これからが大切、 ということを講座で伝えたい」 と話していた。
 講座は13日と27日が氷上保健センター、 20日が篠山市丹南健康福祉センター。 問い合わせは柏原健康福祉事務所保健指導課 (0795・73・3767)。

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